社内に独自の土質試験室を設置することにより、的確かつ迅速な対応ができるよう
努めてきました。発注元のさまざまなご要望にお答えできるよう、
わたしたちはこれからも前進して行きます。
試験室外観
地盤から採取した自立するサンプル(供試体:直径5cm・高さ10cm)を、大気圧のもとで上下方向(一軸的)のみに圧縮する試験機です。その圧縮時の単位面積(c㎡又は㎡)あたりの最大圧縮応力を一軸圧縮強度(qu)という。この強度は地盤の土圧・支持力・斜面の安定などの強度定数に利用したり、軟弱地盤の土にセメント等を混合し、改良後の強度増加の評価にも利用します。
自然地盤においてある深さの地中では、上方からの土圧①と横方向からの土圧②その合力③(三軸的)に対して、地盤自身が保持している力(せん断抵抗力)の釣り合いで、地盤での安定を保っています。三軸圧縮試験機は、この各土圧を水圧に置き換えて、地盤から採取した供試体(直径5cm・高さ10cm)を圧縮し、土が保持する抵抗力(せん断抵抗力:内部マサツ角φ・粘着力C)を求める試験機です。
軟弱な地盤に何らかの荷重が加わると、その重さによって地盤内の土粒子の変形と土中水(間隙水)が排出されて地盤沈下を起こすことが圧密現象とされている。そこで、空隙をほぼ地下水等で満たされた地盤に、将来、何らかの荷重がかかり地盤沈下予測される場合、地盤沈下量や、沈下時間を予測するため、その地盤より試料を採取し、試料を直径6cm高さ2cmに整形し、各標準荷重を24H載荷し、そこで得られた載荷重・沈下量・載荷時間の3者の関連値を用いて、将来の地盤沈下量や、それに要する時間を調べる試験機です。
当社土質試験室では、地質調査ボーリングにおける室内土質試験のほか、CBR試験、締固め試験、現場密度試験、セメント配合試験など、土木工事に関係した試験も行っております、
○物理試験
土粒子の密度試験
含水比試験
粒度試験
液性限界・塑性限界試験
土の湿潤密度試験
○化学試験
土懸濁液のpH試験
土懸濁液の電気伝導率試験
強熱減量試験
○透水試験・圧密試験
土の透水試験(定水位・変水位・現場透水)
土の段階載荷による圧密試験
○せん断試験
土の一軸圧縮試験
土の三軸圧縮試験
○道路工事等
CBR試験
現場CBR試験
現場密度試験
平板載荷試験
○盛土等
突固めによる土の締固め試験
○地盤改良
セメント・石灰等の配合試験
○その他
簡易動的コーン貫入試験
スウェーデン式サウンディング試験
ポータブルコーン貫入試験
電気式静的コーン貫入試験
キャスポル